プリスクールってな~に?②(2008年 ママポン 秋号執筆)
- 2008.08.06
■急増するプリスクール需要 詰め込みの英語学習から「生の英語」へ
前回の記事でもふれましたが、最近プリスクールに通う子ども達が増えているのは、英語学習(単語やお歌の詰め込み)から、環境で使う“生の英語”に変わってきたからではないでしょうか?
わかりやすい例をあげると、
「お水を見て→water」
「のどが渇いたときに→I’m thirsty ! Water please」
「お水を見て→water」と言えるかよりも「のどが渇いたときに→I’m thirsty ! Water please」と言える事が本来の英語の習得目的であると言う事です。
■プリスクールは大きく分けると2種類
アメリカでプリスクールとは3~5歳児(日本の年少、年中)が通う幼児期の健全な発達を目的とした学校です。幼稚園(キンダーガーデン)は1年(年長)しかありません。
最近日本でもよく耳にするプリスクールは、その名の通り未収園児(2、3歳児)が対象になっています。
また、実は日本のプリスクールは大きく2種類に分かれるのをご存知ですか?
①英会話教室の延長上にある教室
つまり、大手や個人の英会話教室が独自に運営する低年齢(幼児)を対象とする英語教育の教室です。
②就園準備を英語の環境で行う教室
包括的なプログラムで幼児期の発達をサポートする英語環境の教室
プレイグループ木場校は後者のに属しており、また、アメリカのプリスクールやチャイルドケアセンターで実際に行われているトップシェアのプログラムを日本で実施してます。
■幼児教育の先進国アメリカプログラムが多分にわたる発達をサポート
米国経済開発委員会による定義づけによると、
「質の高いチャイルドケアとは、子どもの社会面、感情面、認識面、言語面、運動面における成長を促進するような、安全かつ教育的で刺激のある環境を提供するものである。」
とされています。
当教室が導入している全米で高いシェア・評価を得る「クリエイティブカリキュラム®」(米国ティーチング・ストラテジィズ社/国内ラーニングネットワーク社提供)は、子どもの社会面・感情面・認識面・運動面(言語面)の4つの分野の発達を目的に構成されたカリキュラムで、その発達段階に応じたプログラムや興味分野に基づく環境設定を実践するものです。
■言葉を発するのに要する時間は 2000~3000時間
通常、子どもが言葉を発するのには2000~3000時間要するといわれています。
2~3歳頃から発話が始まるのはこのためです。英語でも同じことが言えます。
リタラシーという「読み」「書き」「コミュニケーション」という言語を使いこなすスキル、つまり高度な英語力をみにつける言語面の発達にはこの2000~3000時間をより濃密で効率的な内容にする必要があります。
当プリスクールで生活する4時間は綿密なデイリープランで構成され、発達段階に合わせ効果的に英語と触れ合う特殊な技法を用いています。
それらは、社会面・感情面・認識面・運動面・言語面の各分野の発達を包括的に促進するプログラムです。
次回は当教室で実践しているプログラム「ミュージック&ムーブメントや「ムーブメント&リタラシー」第二の言語である「クリエイティブ アート」が子ども達にどのような影響をもたらすのか触れてみましょう。
(2007年 ママポン 秋号 執筆 一部改定)