子どものクリエイティビティと集団生活の関係についてメモ(ツイッターでつぶやきすぎたので整理します)
- 2010.02.12
子供のクリエイティビティの発達と集団生活の関係ついて
かなり、私事ですが、ちょっと面白い光景を目の当たりにしたので・・・・忘れないうちにツイッターでつぶやいていましたが、長くなっちゃったので。せっかくだから久々にコラムを丁寧に更新。
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と、ついでにフォローミー。
さて、子どもってどんなふうに成長して行くのでしょうか?
まずは、このこのつぶやきから。
kiba_mobile 階段があればのぼるし、広場があれば、駆け出す。子どもは常に楽しいことが好きで、遊びの発明王だ!その、遊びを開発する能力こそ、クリエイティビティの原点。
我ながら、良いつぶやきができたなと。具体的な話は以下から。
すぐに遊びだす。
かなりプライベートですが、今日、娘と、とある温泉施設に行ってきました。
いろんなお風呂があって、まぁ、よくはしゃいでます。サウナにはったり、
水風呂に挑戦したり。
とにかく楽しいことが大好き。その施設にいる大体の子供達がそうでした。
そして、それは露天風呂に行った時でした。
外にも何種類かお風呂があり、私は高濃度炭酸風呂がお気に入り。
娘は深くて下に小石を敷き詰めたお風呂に行ったっきり戻ってきません。
深さは、ほんとに顔が一つ出るくらい。
子どもが入ると、立っていても顎までお湯につかってしまいます。
そこへ行ったっきり娘は帰ってこない。何やってるんだ?
足の指で気になる色の小石を拾って遊んでいる。
足の指で気になる色の小石を拾って遊んでるんです。
で、気になる石を確認するために水面を覗こうとすると、顔が濡れてしまうからチョット難しいらしい。
その、チョット難しい位が楽しいらしいんです。
しかも、そこにいた子供たちほぼ全員が同じ遊びをしているんですねぇ。
勿論、ほぼ同じ位の年齢の子たちが。
たあいもない遊びですが、これって結構凄いんじゃないかと。なんでかというと、、、、
1,狙う石は、ちょっと高い所から、揺れる水面越しに探す。(観察・戦略:ストラテジー)
2,狙った石を拾うには、効き足以外の足場をどこにするかとか考える。(問題解決・戦略:ストラテジー)
3,利き足を頭の中のイメージ通りの場所に運ぶ(想像と筋肉のコントロールの連動)
4,足の指の感覚と頭の中の石の形のイメージを擦り合わせる想像力(感覚とイメージ・原因と結果の探究)
5,小石を持ち上げる足の指先の筋肉の発達とコントロールスキル(動作の連動と筋肉の発達)
なんでイメージでやるのかというと、目で見ようとすると顔が濡れちゃうんです。深いから。
凄い遊びだ!(大袈裟かな?いやいや)
「なっかなか、狙ったやつが取れないんだよね~」
とか言いながら、何度でもやってます。
何度でも1~5を繰り返してます。
そのうち、他の子達もやりだした(夢中で)
そのうち、他の子どもたちも同じ遊びをはじめました。
大体がみんな同じ年齢くらい。
しかも、なんか相談とかしてたり、石の見せ合いっことかが始まっています。
しまいに、そのこの親も(笑)。私もやってみましたが、結構難しい。
それはさておき、こうやって子どもたち同士で共鳴して、連鎖して行くんですねぇ。(ムツゴロウさん風)
楽しいと感じるポイントは年齢や発達段階、個々の興味によっても様々ですが、
この遊びは特に娘と同年齢くらいの子には楽しいらしい。
先日、ワシントンDCで開催されたNAEYCのカンファレンスの出張から帰ってきたCOCO先生が言ってました。
「今回、クリエイティブカリキュラムの新しいエディションはもとより、アメリカの幼児教育業界では、どのブースでも、“子供同士の関わり合いが非常に重要である”と強く打ち出されていた。」
と。
今回のこれは、子ども同士の関わりの中でおきる成長のきっかけのようなもので、
まさに集団生活の醍醐味と言ったところでしょうか。
教室でも、似た様なことはよくおきます。
・講師も意図しないような子供の成長って、
・予想外の大きな成長って、
環境と友達との関わりの中で起きるんです。
集団生活のスタートラインは自立が始まる2歳前後。
3歳半くらいまでかけてお友達と上手に関われるようになっていきます。
・2歳前後のママのよくある質問
・2歳以上のママのよくある質問
すごく大切なこと
子供は、それぞれの年齢で、それぞれの発達段階で、それぞれのやり方で、遊びを工夫しながら、楽しい!って思いながら、成長していくんです。
そうそう。この動画、すっごく面白いので、見てください。
ケン・ロビンソン「学校教育は創造性を殺してしまっている」
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